ワンポイントレッスン

グーグル ( Google ) とは何かを正しく理解していますか?

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スマホを使う人

「グーグル」。名前は知っているけど、なんだかよくわかっていない…という方も、かなりいらっしゃると思います。実際、教室の内外でいろいろな方と話をしていると、結構な割合で「グーグル」についての話が噛み合わない状況が発生します。

スマホ利用者が増え、テレビやネットなどでも、詳しい説明もないままロゴマークや固有名詞が出てきて、その知名度が急激に高くなってしまっただけに、置いてきぼり状態、今さら人に聞けない… という事情もあると思います。

今回は、この「グーグル」について、詳しく説明していこうと思います。

なお、PCSパソコンスクールでは、本来あまり個別のモノに肩入れするつもりはありません。

IT業界は、栄枯盛衰の激しい業界です。皆が「この波に乗らなきゃ!」と思ってしまうような勢いのあった新商品が、何年後かには時代遅れ(俗に言うオワコン)になることもザラにあります。

新商品を出す側も、短期集中で莫大なマーケティング費用をかけているので、当初勢いがあるのは当然ですが、その同時代でのライバルを圧倒する、本当に優れたものでなければ生き残れません。

そんなすぐ消えてしまうようなモノに、慌ててお金や、時間や、労力を一生懸命使っても、全てが無駄になってしまうかもしれません。だから「コレ」というモノを勧めるようなことは、あまりしたくないのです。

ただし、Windows や Microsoft Office 、YouTube 、Adobe Reader など、世界中に広がってから何年も経ち、もはやその分野のスタンダードとなってしまったモノは、別です。きちんと押さえておかないと、本当に乗り遅れていってしまうでしょう。

目次

グーグル(Google)は会社名

Google は、アメリカに本社がある会社の名前です。この会社は利便性の高い検索サイトの公開から有名になりました。このため、「Google 検索」のサービスが、Google の代名詞にもなっています。

Google

ただし、Google は検索サイトを公開しているだけの会社ではありません。様々なモノやサービスを提供しています。

ウェブ○○ と Google

Google という会社は、様々なウェブ技術を持っています。まず、ウェブ○○という言葉を整理しましょう。

ウェブページ

今、あなたが見ている、この文章の画面のようなものが「ウェブページ」です。略して「ページ」とも言います。

ウェブブラウザ

「ウェブページ」を映し出しているのが「ウェブブラウザ」という種類のアプリです。略して「ブラウザ」とも言います。

「ウェブブラウザ」には、

などのアプリが該当します。それぞれ、アイコンに見覚えないですか?
(全て無料 – 最初から入っている場合もあります。)

Google Chrome は Google が作っているウェブブラウザです。略して「クローム」とも言います。

chromeという言葉は元々、クロムという金属のようにピカピカのものを指します。転じてウェブ専門用語では、ブラウザの外枠部分のことを指すようです。

Internet Explorerと Microsoft Edge は、 Microsoft (マイクロソフト) という会社が作っているウェブブラウザです。Internet Explorer が古いブラウザ、Microsoft Edge がその後継の新しいブラウザです。これらは多くのパソコンに最初から入っています。

Safari は、Apple(アップル)という会社が作っているウェブブラウザで、iPhone や iPad 、Mac などに最初から入っています。

ウェブサイト

メニューのリンクなどでまとめられた一連の「ウェブページ」のユニットが「ウェブサイト」です。略して「サイト」とも言います。

例えば、一番上に “PCSパソコンスクール 浜松佐鳴台教室” と書かれた紺色の帯が共通する一連の「ウェブページ」のユニットが、PCSパソコンスクールの「ウェブサイト」です。

「ウェブサイト」の例

以下の全て含んでいるのが、PCSパソコンスクールの「ウェブサイト」です。

当然、Google という会社も、大小様々なウェブサイトを多数持っています。

ウェブサービス

「ウェブブラウザ」で、その「ウェブサイト」にアクセスするだけで得られる様々な機能が、「ウェブサービス」です。略して「サービス」とも言います。

以下が、Google という会社が作っている「ウェブサービス」の代表例になります。(本当はもっといっぱいあります)

Google が作っている「ウェブサービス」の代表例

など

特に検索サービスの評判は、他社を圧倒しているので、「ググる」「グーグル先生」などのような言葉まで、一般に広く普及しています。

なお、検索サービスの中核を構成するプログラムを「検索エンジン」と言います。Google の検索エンジンがあまりにも優秀なので、ライバルの Yahoo! でさえ独自開発の検索エンジンを作るのをあきらめ、Google の検索エンジンを使わせてもらっている… ということも、IT業界では有名な話です。

ちなみに Yahoo!(ヤフー)もサイト名であり、その運営会社名も Yahoo!(ヤフー)です。

ウェブ

これらの「ウェブ○○」から成り立つ、全体的なしくみが「ウェブ」になります。

Google が作っているアプリ

Google は、アプリも作っています。

など

なお、ややこしいことにAndroid 搭載端末には、ずはり Google という名前のアプリが最初から入っています。(もちろん、Google が作ったアプリです。)

この Google アプリは、「Google 検索」サービスのアプリ版で、ネット上を検索するだけでなく、その端末内も検索できるアプリになっています。

これを指して Google と言うのも、あながち間違いではありませんが、「Google は会社名」という前提で話していると、話が噛み合わない原因になりがちです。

Google が作っているOS

Google は、アプリだけではなく、OS(オーエス) も作っています。OS は、「基本ソフトウェア」とも言われ、スマホやパソコンで電源入れただけ(アプリ操作前)の状態の、待ち受け画面で待機しているソフトウェアです。

Googleが作っている OS の例

なお、パソコンの OS が WindowsMacOS で、iPhone や iPad の OS が iOSiPadOSです。

Google が作っている電気製品

さらに Google は、OS だけでなく、その OS が最初から入った電気製品も作っています。

Google が作っている電気製品の例

まとめ

いかがだったでしょうか?

「そんなんわかってたよ」って方もいらっしゃったかと思いますが、「あんまりわかっていなかった」「勘違いしていた」という方も、恐らくいらしたのではないでしょうか?

Google について理解したところで、次は Google アカウントを作って、活用する準備です。

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