教室の目

MOS試験は、本当に簡単に合格できるのか?

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MOSの難易度は?

MOSについて調べると、「短期間の勉強で取れる」「独学で十分」「易しい」などの意見をよく見ます。

これらの意見は、はたして本当なのでしょうか?

ネットで「易しい」と言っている人は実際、MOSを取った人とは限らないですし、それまでのベーススキルも、人によってぜんぜん違うはずです。

「易しい」かどうかは、その人の見方によるだろうと思います。

実務者にとってのMOSの難易度

実際、普段からWordやExcel等を実務で相当使っていて、資格試験に向けて足りない部分だけ学習していくのであれば、確かに「独学」で「短期間の勉強」でも十分合格はできます。

しかし、まったくMOS対策をしなくても合格できると考えていると、痛い目を見るでしょう。

それは、ゴールド免許証のベテランドライバーでも、無対策では教習所の学科試験問題に正答するのが難しいのと同じです。

まず、「実務で操作ができる」と「問題に正解できる」とはイコールではありません。

問題に正解するためには、問題文の意味を正確に理解して、それに対する操作をする必要があるのです。

そのためには正しい用語や言い回しを理解できなくてはなりません。

たとえば、「バックステージビュー」、「ウィザード」、「リボン」などを知らないと、それを使わない操作方法では不正解となる場合もあります。

「段落」の示す範囲や「セル参照」、「名前」などが何を指すかも理解していないと、たとえ機能は知っていて「できた」と思っても、正解とは別の結果になっていることもあります。

また、言葉だけでなく機能も「これは使わないだろう」と思われるような奥深い機能まで,MOSでは結構出題されます。

業種や職種等によって使われる機能は様々で、自分のふだんの業務で使うことが無いからといって、他の業務でも「使わないだろう」と思うのは独りよがりです。

どんな業種や職種でも通用するスキルを証明しようというのがMOS試験なので、範囲が非常に広く細かいのです。

初心者にとってのMOSの難易度

初心者にとっては、間違いなく、MOSの問題は簡単ではないでしょう。

実際に、書店で対策本を見たり、ネットで模擬問題を見たりすれば、その難しさがわかるでしょう。

ただし、第一印象での難しさに反して、きちんと対策学習をすれば、ちゃんと成果は出てきます。

なぜなら、問題文自体がヒントになっていて、「できない」が正解となる問題は出題されないからです。

実際に「自分の手」を動かして機能を使い、「自分の目」でその結果を確認することを繰り返していけば、「目的の機能を探し出す力」、「正しいか間違っているかを判断する力」が身についていきます。

それこそが、実務でも求められているスキルであり、決して短期的な丸暗記では得られることのないスキルなのです。

他資格と比較した相対的な難易度

一つの考え方として、他の資格と合格率で比較した難易度があります。

MOSの合格率は8~9割と言われており、宅建等の国家資格で1~2割の合格率が標準的であるのと比べると、確かに高い水準であると言えます。

ただ、MOSは受験料もそこそこ高いので、きちんと準備して受験している人が多いためとも思われます。(PCSパソコンスクールでは、しっかり準備して受験していただいているので、一発合格率は100.00%です。)

合格基準で見た絶対的な難易度

もう一つの考え方として、合格基準点で見た絶対的な難易度があります。

MOSの合格基準点は公表されてはいませんが、過去の合格者の結果を見ると、だいたい7割以上の正答で合格になるようです。

MOSは出題範囲が広く、あまり使ったことが無いような機能も出ることを考えると、決して「易しい問題」ではないはずなのですが、何問かはできない問題があっても十分合格できるということが、「MOS(の資格取得)は易しい」という評価につながっているのではないかと思います。

 難易度が変化するMOS

今まで、ひとくくりにMOSと言ってきましたが、スクールで様々なバージョンでの試験形式を見続けてくると、やはりバージョンによって、難易度はだいぶ違ったという印象を持っています。

具体的には、以下のようなイメージです。

2003以前
MOUSと言われていた頃。基本的な問題が多かった。一問一答型
2007
MCASと言われていた頃。急に難易度が高くなった。一問一答型
2010
2007とほぼ同レベルで安定するようになった。一問一答型
2013
ファイル完成型になり、中身というより出題形式としての難易度がかなり上がった。
2016
マルチプロジェクト型になり、出題形式としての難易度は少し下がった。

このように、一口にMOSと言っても、バージョンによって難易度にだいぶ差が感じられます。

しかし、MOSに有効期限は無く、一般的にこのようにMOSのバージョンによる差を明確に意識する方は少ないと思います。

企業の採用担当者や、社内での資格評価者であっても、あまりバージョン間の差異を意識されてはいないでしょう。

したがって、同じMOS資格を取得するのであれば、正答しやすいバージョンで受験するのが良いでしょう。

まとめ

MOSは決して易しい問題ではないですが、きちんと対策をとれば初心者からでも十分合格できる資格であり、その中でも、試験形式などから正答しやすいバージョンを選んだ方が良いでしょう。

まずはMOSの合格が目的にはなりますが、合格後も使う機会の多いアプリなので、その時にきちんと役立つよう、丸暗記の試験勉強で終わらせず、より深くアプリの理解につながる学習を心がけましょう。

PCSパソコンスクールからのMOS資格試験合格者の声はこちら

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