教室の目

ずっと使ってきたパソコンをSSD化してこれからも快適に

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遅いHDDを速いSSDに

目次

要約

新しいパソコンを買われる方には、2年前からSSD搭載のパソコンをお勧めしてきました。

さらにこれからは、まだまだ新しいパソコンに買い替えるつもりが無かった方にも、今使われているパソコンのSSD化をお勧めします。

経緯

2019年くらいまでは、10万円以下のパソコンだとHDDが主流でした。

そこまで古いパソコン、安いパソコンでなければ、買った当初からつい最近までは普通に使えていたと思います。もちろん、裏でアップデートが動いているために、重い時もあったと思いますが、アップデートが終われば、無事元通りに戻っていたと思います。

ところが、去年から今年にかけて、まだそこまで古くない、買って2~5年くらいしか経っていないパソコンにも関わらず、ずっと遅い状態が続き、ちょっと使うのにも不自由するという事象が、多々見られるようになってきました。

原因を探ると、やはりアップデートやセキュリティのプログラムが重い原因になっている場合が多いのですが、それ以外にも、Windows系(System系・詳細不明)のプログラムがひっきりなしにHDDへのアクセスを続け、ずっと100%の使用率が続いている、ということが最近は特に多いのです。

私はウェブでも情報を収集して、実際に簡単にできる対処もしてみましたが、根本的な解決策としては皆、SSD化をするしかないようでした。

SSD化

SSD化は、SSD換装と言われることもあります。

必要な作業は、

  1. HDDからSSDへ、全データのコピー(特殊なやり方が必要)
  2. パソコン本体を開けて、HDDからSSDへの付け替え

この2点になります。

高いハードル

上の i.、ii.は、どちらも専門知識や専用道具の無い方には、ハードルの高い作業になります。

Windowsの設定なら、Windowsのバージョン毎に推奨の手順があって、専門知識があまりなくても、手順通りにやれば、なんとか成功できることもあるでしょう。

しかし、SSD化は、そもそもWindowsのプログラムを入れる【入れ物】であるHDDやSSDを扱うことになります。

同じWindowsの入っているパソコンでも、パソコン毎に、【入れ物】には様々な形式があり得るのです。様々な形式に分かれていることを、1つの手順にまとめることは当然、難しいでしょう。

そのため、

  1. 個々のパソコンの形式を自分で調べる
  2. その形式毎に必要な道具を確認する
  3. 道具を揃えた上で、作業に入る
  4. それまでの作業が正しくできているかどうかを都度確認
  5. その時々の状況に応じて、次に対処すべきことを判断

というようなスキルが求められるのです。

言い訳

私自身も経験上、ii. のパソコン本体を開ける作業が、ノートパソコンの場合は特に機種毎に異なることを知っていました。

また、ノートパソコンの分解は、メーカーのサポート外となっていることも多いため、大事なお客様のパソコンでは、壊してしまうリスクもあって、できる限り避けて通ってきました。

しかし、そのHDDアクセスが遅いことを除けば、まだまだ使えるパソコンを捨てて、「新しいパソコンを買いましょう!」とも言ってられません。

まずは、私自身がもう10年近く使っているパソコンで、上の1.~5. の作業をやって、実際にSSD化してみました。

実際やってみると…、うまくいかないことだらけでした!(汗)

ただでさえHDDアクセスの遅いパソコンなので、1.、4.、5. にも時間がかかり、試行錯誤の日々が1週間くらい過ぎ、ようやく、良い道具と良いやり方にたどり着けました。

その道具とやり方の詳細は、苦労して得たノウハウであり企業秘密なので、ここでは明かせませんが、いつも信頼していただいているお客様には、特別価格でSSD化ができるサービスを、自信をもってご提供させていただけるようになりました。

PCS SSD化サービス

特別価格

お客様のパソコンをお預かりして、HDDをSSDに交換させていただく作業の料金です。料金にはSSD代も含まれます。

HDD最大容量料金備考
250GBまで14,500円SSDの時価により、320GBまで対応できる場合があります。
500GBまで17,000円SSDの時価により、520GBまで対応できる場合があります。
1TBまで22,000円 
1TB超ご相談ください対応できない場合もあります。

HDD最大容量について

HDD最大容量は、パソコンに内蔵されているHDDの最大容量、つまり目いっぱいデータを書き込んだ場合のデータ量を意味します。設定で制限されている容量よりも大きくなります。

持ち込まれたパソコンのHDD最大容量よりも小さい容量のSSDを使ってSSD化すること(容量ダウン)はできません。

SSD化には、HDD最大容量と同じか、それより大きい容量のSSDが必要になります。

このためSSD化の料金は、実際のデータ量によらず、持ち込まれたパソコンのHDD最大容量に応じた価格設定になっています。

持ち込まれたパソコンのHDD最大容量は、こちらで型番から調べたり、直接パソコンの操作をして確認させていただきます。

HDD最大容量と同じ容量のSSDよりも、さらに大きい容量のSSDの方が安い値段で仕入れられた場合、同料金内でSSDを容量アップさせていただきます。

作業条件

お客様のパソコンを約1日お預かりし、PCSパソコンスクールにて作業させていただきます。本サービスは、パソコンをこちらに 持ち込み/引き取り いただけるお客様に限定させていただきます。

SSD化したパソコンには、HDDに入っていたデータを丸ごとごっそりコピーしてあるので、引き取りしたその日からすぐ、また今までと同じように使えます。

今までのHDDは、データをそのままでお返しします。何かあった時のバックアップ用として残しておけます。HDDバックアップからの戻し(SSDへの再コピー)、あるいは不要HDDの処分のご依頼は、別料金になります。(作業30分毎に2,000円)

まずはご相談ください。

用語

SSD (Solid State Drive)
パソコンで、データを半永久的に保存しておくための半導体装置。容量が大きくて読み書きも速いUSBメモリのようなもの。solidは「固体」、stateは「状態」。半導体(固体状)素材で起こるミクロの現象を応用した電子部品をsolid-stateと呼び、半導体以外の、真空管(ガス中の現象を応用)や、電磁気駆動装置(マクロの現象を応用)と区別している。Driveは元々、ディスクを駆動する装置を指す言葉だったので、ディスクを持たずどこも動かないSSDには当てはまらない言葉なはずだが、USBメモリが出てきたころから、データを保存する装置全般をDriveと呼ぶようになっていたため、SSDでもDriveという語が使われている。
HDD (Hard Disk Drive)
パソコンで、データを半永久的に保存しておくための電磁気駆動装置。磁気ディスクを電磁気モーターで駆動し、データを読み書きする。1990年代までよく使われていたフロッピーディスクが、持ち運びしやすいペラペラな柔らかいディスクであったのに対し、金属やガラスでできた固いディスクを使っているので、ハードディスクと呼ぶようになった。ディスクを回して読み書きする駆動装置(Drive)では、読み書きヘッドを正確な位置に動かすために、どうしても高速化に限界がある。
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